愛護センターに行って来ました
2006年 05月 25日
昨日の24日、
千葉県富里にある 動物愛護センターに見学に行って来ました。
色んな方のセンターレポを見て衝撃を受けていたので
行くのには かなりの勇気が必要でした。
でも、行ってみなければ、そこで毎日行われている日常を、声を、
本当の意味で わからないと思い 行かせて頂きました。
空はこんなに晴れているのに、門の入り口から、空気が重かったです。
車を降りてすぐ、動物達の声が聞こえてきました。
辛く、とっても悲しい声に聞こえました。
まさに今、連れてこられたわん達の声でした。
怪我をしていて他の子と一緒に入れられない子達の個室がありました。
このお部屋には数部屋しかなく、ごくごく限られた子しか入る事が出来ません。
見えますか? しきりの下の方から鼻先を出しているのを。
首輪をしているこの子はまったく動けない状態で、床に触れている面はドロドロでした。排泄も自分で出来ない様子で、拘留期間のうちに飼い主や希望者が現れなければ後は死を待つだけです。動けないのに、苦しいだろうに・・。
同じ室内の小部屋にいた子です。
この子は運良く、譲渡に行くそうです。性格のとっても良さそうな子でした。
1日目のお部屋には今日はこの2匹だけでした。
どちらも歳をとっています。手前の子は脚を引きずっていました。こんな歳になるまで一緒にいたのに、情はないのでしょうか?迷子になったなら、どうして必死に探さないのでしょうか?
"そのうち帰ってくる・・?" "見かけた人が教えてくれる・・?" ここに来たら、5日で処分されてしまうのに。
2日目のお部屋の子です。必死にこちらにアピールしてきます。他にもアピールしようとした子を威嚇していました。必死です。当たり前ですよね。
3日目のお部屋の子達です。3日経ち、左右から聞こえてくる他の子の声に何かを悟ったのでしょう。こちらを責めているような悲しい顔で吠え立てていました。 本当にごめんなさい。
同じ部屋にはこんなに小さな可愛い人懐っこい子もいました。誰からも愛されそうな可愛いお顔をしています。あと2日後の朝には処分されてしまいます。
最終日の子達です。右側の壁の向こうは処分機に続く通路になっています。この部屋の子達と、飼い主自らが持ち込んだ子達が今日には処分されてしまいます。ボタン1つで、、、
迷子にしないでください。こんな目にあわせないで下さい。
いつ、どんな形で、わが子が迷子になるかわかりません。最善を尽くしてください。
どうかお願いです、、、
他の部屋にプラスチックケースに入れられた目の開いて間もない子達がいました。まだ目すら開いていない子もいます。
この子達は、譲渡用になるわけでもなく、処分されるそうです。まだまだ母親の力が必要な体も不完全なこの子達。あと3週間、いえ2週間生き延びていれば、譲渡用になれたかもしれないのに、、、産まれて困るなら、どうして産ませたの? すぐ殺される為だけにこの子達は産まれたの? 訴える事すら出来ないこの子達、引き出してもらう事すら叶いません。
連れて帰りたかった。。。。
他にも猫ちゃんもいっぱいいました。親子で持ち込まれた子達も数組いました。子猫はまだ産まれて間もない子ばかりでした。
猫は法律で捕獲対象にはなっていないそうです。なので、ここに来る猫ちゃんは全て持ち込みです。どうして命を簡単に捨てられるのでしょう?
運良く 譲渡用に選ばれ 検疫中の子達。
壁で仕切られているこの部屋にも限りがあり、開いていない時に連れてこられてしまった子は ここには入れてもらえません。
ここに入れてもらえても、発病すれば、即処分にまわされてしまいます。
頑張るんだよ!! 絶対お外に出ようね!!
この子達のように、あと数週間生き延びれて、このスペースに空きがあれば、あのプラスチックケースの子達も ここに入れてもらえたかもしれません。
この差は何なんでしょう? どうして処分されなくてはいけないのでしょう?
あの子達の分まで、どうか生き延びて、、病気にならないで、、
そう祈らずにはいられません。
無事に検疫が終わり、譲渡用に 里親さまとの出会いを待つ子達。
たまたまスペースに空きがあり、体力に恵まれ、病気に打ち勝ち 無事に検疫を終える、、一体どれだけの強運を持っていなければここにたどり着けないのでしょうか?
頑張ったね。みんなの分まで幸せになるんだよ。
どうか、やさしい里親さまと巡り会えますように・・。
二度と、ここに来ないで済むように。
一緒に見学に行ったshizuさんの日記
DUTE~僕の毎日の、5/25、5/26のレポと、
同じ日に仔犬の引き出しにいらしていたmaricoさんの日記
marico's family 5/25の日記
にもレポートが書かれています。
ぜひ、ご覧になって下さい。
by po-chan0702
| 2006-05-25 10:26
| 愛護センター